丸山くがねは、2012年6月までペンネーム「むちむちぷりりん」で活動していたライトノベル作家です。WEB小説サイト「Arcadia」に2010年5月から『
オーバーロード』を投稿し始め、その後「小説家になろう」でも掲載されるなど、WEB文学の草創期から活動してきた作家です。その後書籍化され、ペンネームも変更しながら創作を続けています。複数の連載作品を手がけるなど、精力的に執筆活動を行っており、ライトノベル業界における重要な書き手として確立した地位を持っています。
代表作『
オーバーロード』は、異世界転生ファンタジーの先駆的作品です。主人公がゲームの世界観そのままの異世界に転移するという設定で、異世界ものの流行を牽引しました。書籍版はエンターブレイン→KADOKAWAより刊行され、2024年1月時点でシリーズ累計1400万部を記録するほどの人気を獲得しています。『このライトノベルがすごい!』での受賞実績も多く、2017年版では単行本・ノベルズ部門1位を獲得するなど、業界からも高く評価されています。スピンオフの『不死者のOh!』や『新世界編』など、既存キャラクターや世界観を活かした関連作品も展開しており、創造した世界の奥行きの深さをうかがわせます。作風としては、大規模な世界観構築と緻密なキャラクター配置が特徴的です。
丸山くがねの作品は、ほぼ『
オーバーロード』シリーズに集約されています。初心者には本編『
オーバーロード』から入るのが最適で、現在も新刊が刊行されており、コミックアラカルトなど多様なメディア展開も楽しめます。シリーズは長期連載中で全19巻が刊行済み、さらに「新世界編」も進行中です。また、同作のスピンオフである『不死者のOh!』は本編より軽いタッチのコメディ展開となっており、異なる視点から世界を楽しみたい読者にも向いています。複数の媒体で長く展開されているため、入手性も良好で、比較的容易に読み進められるでしょう。