しおこんぶはイラストレーターとして、主にライトノベルの挿絵を手がけている。特に「小説家になろう」発の作品のコミカライズや書籍化において、キャラクターデザインを通じて作品の顔を作り上げる役割を担っている。複数の作品での継続的な担当を通じて、ラノベ業界での信頼を集めている。イラストレーターとしての活動が中心であり、ドコヨミ!での記録でも18巻分の担当実績が確認されている。なろう系小説の急速な流行とメディアミックス化の波の中で、原作の世界観をビジュアル化する重要な役割を果たしている。
最大の代表作は『
回復術士のやり直し』で、月夜涙によるなろう系ファンタジー小説の挿絵を担当している。この作品は2018年の新作ラノベ総選挙で1位を獲得し、シリーズ累計380万部を突破する大ヒット作となった。書籍版はKADOKAWAのスニーカー文庫より2017年から刊行されており、複数の漫画化作品(羽賀ソウケンによるメインコミカライズと長尾件によるスピンオフ)にも携わっている。『
セックス・ファンタジー』も連載中の担当作品である。しおこんぶのイラストは、なろう系特有のアニメ的なキャラクター表現と、ファンタジー世界の世界観構築に適応した画風で知られており、各作品の読者に視覚的な親近感をもたらす役割を担っている。
しおこんぶの作品を知るなら、圧倒的な知名度と完成度を備えた『
回復術士のやり直し』から入るのが最適である。角川スニーカー文庫の書籍版は全巻が継続刊行中で、入手が容易である。なろう系作品に興味がある場合、このシリーズを通じてライトノベル化されたネット小説の典型的な魅力を感じることができる。イラストレーターとしてのしおこんぶの仕事を追うなら、書籍版と漫画版を比較することで、異なるメディアでのキャラクター表現の工夫を観察できる。現在連載中の作品が多いため、継続的に新しいイラストが供給されている状況にある。