柳田國男の作品一覧
やなぎたくにお
事故と災害の真実を追い続けたノンフィクション作家
どんな作家?
柳田邦男は、航空事故や医療事故、災害などを丹念に取材し記録するノンフィクション作家です。1936年栃木県生まれ。東京大学経済学部卒業後、1960年にNHKに入局し、広島放送局を経て社会部の記者として活動しました。1966年には遊軍記者として複数の国際航空事故を取材し、これらの経験をもとに1971年に『マッハの恐怖』を発表。この作品で第3回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し、ノンフィクション作家としての地位を確立しました。1974年にNHKを退職後、現在までクライシス・マネジメントをテーマとした著作を多く発表しています。
代表作と作風
柳田邦男の代表作には『マッハの恐怖』『ガン回廊の朝』『犠牲:わが息子・脳死の11日』などがあります。『マッハの恐怖』は高速で発展する航空機時代における事故の本質に迫るルポルタージュであり、『ガン回廊の朝』は医療現場における苦悩と闘いを描いています。特に『犠牲』は、精神を病んだ次男が脳死状態となった11日間の体験を記した極めて個人的でありながら普遍的な作品です。また『零戦燃ゆ』などの戦史ノンフィクションも手がけています。全作品に共通するのは、綿密な取材と人間本来の苦悩に向き合う姿勢です。事実を冷徹に見つめながらも、そこに関わる人間の尊厳を失わない表現を心がけており、単なる報道を超えた深い思考の軌跡が読み取れます。
この作家を読むなら
柳田邦男のノンフィクションは、重いテーマを扱っているため、入門には比較的読みやすい『マッハの恐怖』から始めるのが良いでしょう。航空事故という具体的な事象を通じて、彼の取材姿勢と思考方法を理解できます。その後、医療や生死といったより個人的なテーマを扱った『ガン回廊の朝』や『犠牲』へ進むことで、作家としての深化が感じられます。戦史に関心がある場合は『零戦燃ゆ』も良い選択肢です。柳田の著作は多くが重版を重ねており、単行本や文庫版で現在も容易に入手できます。新聞や雑誌の評論もあわせて読むことで、時事的な課題への向き合い方もより鮮明に見えてくるでしょう。
柳田國男に関するよくある質問
- 柳田國男の最新作は何ですか?
- 最新作は『水木しげるの遠野物語』(2018年6月8日時点)です。
- 柳田國男の代表作・人気作は何ですか?
- レビュー数の多い代表作は『水木しげるの遠野物語』などです。
- 柳田國男の漫画はどこで読めますか?
- 柳田國男の作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。