熊本県出身の漫画家・古閑裕一郎は、2008年『
マガジンSPECIAL』の読切『弾丸』でデビューしました。その後、『マガジンドラゴン』での短編投稿や、2012年『
マガジンSPECIAL』での『
となりの山田さん』での連載デビューを経て、講談社の複数の漫画雑誌で作品を発表してきました。2019年には『週刊ヤングマガジン』で『
皆殺しのアーサー』を連載するなど、キャリアを重ねています。デビューから現在まで、約16年にわたって講談社の雑誌を主な発表舞台とし、作家としての地歩を固めてきた作り手です。
古閑の代表作は『
別冊少年マガジン』と『
アフタヌーン』での長期連載作品です。『
別冊少年マガジン』は146巻に及ぶ大型作品で、多くの読者から支持を集めており、現在も連載中です。『
アフタヌーン』でも151巻という膨大な巻数を重ねており、同誌での重要な作家の一人と言えます。デビュー初期の『
となりの山田さん』は日常系の短編として完結していますが、その後はファンタジー系統や冒険的なストーリーへと軸足を移していく傾向が見られます。『
皆殺しのアーサー』などの作品からは、より骨太なストーリーテリングへの挑戦がうかがえます。
古閑裕一郎の作品は主に講談社の雑誌を通じて入手でき、両主要作ともに現在進行形で連載中です。『
別冊少年マガジン』から入るのが、レビュー数の多さからも読者数の厚さからもお勧めできます。デビュー作を知りたい場合は『
となりの山田さん』の完結済み全5巻から始めるのも良いでしょう。『
アフタヌーン』も長期連載で質・量ともに充実しており、古閑の現在の実力を知る上で欠かせません。連載中の作品が多いため、電子版や単行本で継続的に追いかけやすい作家です。