石川県金沢市出身・在住の漫画家。金沢美術工芸大学在学中にデビューし、2011年より『月刊ASUKA』で複数の連載を手がけました。その後『
少年マガジンエッジ』の創刊から同誌を支える作品を複数連載するなど、講談社の媒体を主な舞台としてきました。2019年にはミッキーマウス90周年記念プロジェクトに参加するなど、活動の幅を広げています。個性的なキャラクター設定と、奇想天外な設定を魅力的に描く力が特徴。音楽好きで、セルフネイルやお絵かきが趣味という創作活動に向き合う姿勢が感じられます。
最大の代表作は『
あまちんは自称♂』(現在11巻、連載中)。独特の設定と個性的なキャラクターを軸に、読者からの支持が高くなっています。『
七福マフィア』はマフィアというダークな題材を漫画化した作品。『
花街ヒイロヲ』は花街を舞台にしており、物語の舞台設定を活かした作風が見られます。全体的には、日常では見かけないような非現実的な設定や職業を題材に、そこに生きるキャラクターたちの人間ドラマを描くことが多い傾向があります。奇想天外さと人物描写のバランスを大切にする作家といえるでしょう。
最初の一冊には、レビュー数が最も多い『
あまちんは自称♂』をお勧めします。この作品で寺井赤音の作風と魅力を最も直感的に理解できるでしょう。その後、同じ『
少年マガジンエッジ』に掲載された『
花街ヒイロヲ』や、『月刊ASUKA』時代の『
七福マフィア』へと広がるのが読む順序のヒントになります。複数の媒体で連載経験があるため、各作品で異なる表現世界が展開されており、作家の多面性を知ることができます。主要作品は単行本化されており、入手は比較的容易です。