京都精華大学ストーリーマンガ専門分野を卒業したミウラタダヒロは、2011年に『少年ジャンプNEXT!』で読切『ふぁみドル!』を発表してデビュー。以来、ジャンプ系列誌を活動の中心に据えて作品を発表し続けています。2010年代には『
週刊少年ジャンプ』の看板作品を手がけるまでに成長し、坂本裕次郎を師匠として多くを学びました。弟子に漫画家の佐伯俊を育成するなど、次世代の作り手にも影響を与えています。大学での専門的な訓練と商業誌での実経験を兼ね備えた、実力派の作家です。
ミウラタダヒロを代表するのは『
ゆらぎ荘の幽奈さん』です。温泉下宿を舞台に、幽霊や妖怪といった非日常的なキャラクターたちとの日常を描くラブコメディで、2016年から2020年まで『
週刊少年ジャンプ』に連載され、単行本は350万部を超える人気を獲得しました。主人公が除霊を目指して下宿に潜り込むながら、そこに住む個性的なヒロインたちとのドタバタ劇が繰り広げられます。他に『
恋染紅葉』も連載作品として知られています。作風としては、ファンタジー的な世界観のなかで、キャラクターの女性らしさや魅力を丁寧に表現することに定評があり、愛くるしいキャラクター描写と軽妙なコメディセンスが特徴です。
ミウラタダヒロの入門作としては『
ゆらぎ荘の幽奈さん』がおすすめです。2020年に連載が完結しており、単行本24巻が刊行されているため、全話を追いやすい状態です。ジャンプの大型連載として多くの人に読まれた作品であり、各オンライン書店や図書館でも入手しやすいでしょう。カラー版も発売されているので、豊かな色彩で表現される世界観を楽しみたい読者向けの選択肢もあります。ラブコメディ好きやキャラクター描写を重視する読者、ファンタジー世界での日常ドラマに興味がある方に向いた作家です。