いみぎむるは兵庫県出身の漫画家・イラストレーター。小学生時代から『
ドラゴンボール』『
SLAM DUNK』などの週刊少年ジャンプ作品に親しみ、特に『あずまんが大王』との出会いが漫画家志望の決定的なきっかけになったと語ります。2007年に電撃コミックグランプリを受賞し、その直後のタイミングでワニブックスの編集者と出会ったことがデビューへと繋がりました。商業デビュー作は『
キミに幸アレ!!』で、その後『
サイトーくんは超能力者らしい』などを経て、2012年から『電撃マオウ』で『
この美術部には問題がある!』の連載を開始。同作は2016年にアニメ化され、2021年時点でシリーズ累計100万部を達成するなど、大きな成功を収めています。2024年には『このライトノベルがすごい!2025』イラストレーター部門で1位を獲得するなど、イラストレーターとしての評価も高い作家です。
最大の代表作『
この美術部には問題がある!』は、才能のある絵描きながら二次元に一途な青年・内巻くんと、彼に想いを寄せるヒロイン・宇佐美さんを中心とした美術部のドタバタラブコメディ。個性的で問題行動の多い部員たちが織り成す日常の中で、恋愛感情と向き合う登場人物たちを描きます。他の主要作『負けヒロインが多すぎる!』も同様にラブコメディで、いみぎむるの得意分野が窺えます。初期作『
サイトーくんは超能力者らしい』も超能力という非日常設定を軸とした作品です。共通する特徴として、キャラクターの個性立った掛け合いと日常的なユーモア、そしてラブコメディとしての人間関係の綾を重視する傾向が見られます。絵柄は親しみやすく、キャラクター描写に定評があり、アニメ化作品でも原作の魅力が活かされています。
いみぎむるの作品を初めて読むなら、最大の代表作『
この美術部には問題がある!』が最適な入門作です。日常系ラブコメディとしての完成度が高く、アニメ化による認知度も高いため、既存ファンの評価も参考にしやすいでしょう。現在も『電撃マオウ』で連載中で新刊が刊行され続けており、単行本は全15巻が揃っています。ラブコメディが好きなら『負けヒロインが多すぎる!』も同じく連載中で5巻まで刊行されています。ただし商業デビュー作『
キミに幸アレ!!』シリーズを含む初期作品や、『
サイトーくんは超能力者らしい』などの作品は入手難度が高い可能性があるため、まずは最新作から遡る読み進め方をお勧めします。アンソロジー作品への参加も多く、他作品との繋がりから新しい発見もあるでしょう。