森下suuは、原作担当のマキロと作画担当のなちやんからなる漫画家ユニットです。宮崎県出身の女性二人で、2010年に『
ザ マーガレット』に掲載された『あのて このて』でデビューしました。2人の役割分担を明確にしながら、それぞれSNSで活動を続けており、インスタグラムはマキロ、ツイッターはなちやんが更新を担当しています。デビュー初期から『
マーガレット』での連載を経て、現在は『
デザート』など複数の媒体で作品を手がけており、少女漫画を中心に活躍する創作ユニットです。
代表作『
日々蝶々』は、モテすぎることで心に傷を持つ少女と、空手一筋の硬派な少年との関係を描く作品です。『
ゆびさきと恋々』は、聴覚障害を持つ女子大生が先輩との関係を通じて成長していく物語で、大きな反響を呼び、世界累計750万部を超える人気作となりました。テレビアニメ化も実現しています。『
ショートケーキケーキ』も連載中の作品です。森下suuの作風は、キャラクターの繊細な心情を丁寧に描き出す点が特徴です。障害や過去のトラウマといった現実的なテーマを扱いながらも、その中で人物たちが少しずつ変わり、相手を受け入れていく温かみのあるストーリーテリングが共通しています。絵柄は透明感があり、感情の機微を表現するのに適した優しい描線です。
森下suuの入門作として『
ゆびさきと恋々』をお勧めします。完結済みで全14巻、現在も連載中ながら区切りとなるエピソードが存在するため、無理なく読み進められます。既にアニメ化されており、多くの出版社で刊行されているため、入手も容易です。完結作品から始めたい場合は『
日々蝶々』の全12巻が適切です。この作品は2011年の読み切りからスタートし、2012年から2015年まで連載されており、安定した完結状態で楽しめます。作家ユニットの優しく丁寧な作風を堪能したい方は、時系列に関係なく好みの作品から始めても問題ありません。