島根県出身のかんばまゆこは、ミステリーやコメディを得意とする漫画家です。神庭麻由子という筆名でデビューした後、現在の名義で活動しています。新人時代からGET THE SUN新人賞で佳作を受賞するなど、創作の実力を認められてきました。転機となったのは、国民的ミステリーマンガ『
名探偵コナン』の公式スピンオフ『犯人の犯沢さん』の漫画化を手がけたこと。原作の世界観を大胆にアレンジしたギャグ表現で多くの読者を魅了し、書店員からも高く評価されました。一方で、オリジナル作品『
錦田警部はどろぼうがお好き』のようなミステリーコメディも手がけており、既存作品のスピンオフとオリジナル企画の両面で活動しています。
かんばまゆこの代表作は『
名探偵コナン 犯人の犯沢さん』です。原作に登場する「犯人」キャラが米花町で日常生活を送る姿を描いたギャグマンガで、原作の人物や事件を極端に誇張したコメディセンスが光ります。このように既知の設定を逆転・パロディ化し、笑いに変える手法が特徴です。もう一つの代表作『
錦田警部はどろぼうがお好き』は、警部と怪盗の関係を描いたオリジナルのミステリーコメディで、次にくるマンガ大賞2018で上位入賞を果たしています。このほか『
迷宮入り探偵』『
バレてるよ!ジャンボリーヌ』など複数の作品を手がけ、ミステリーの要素にユーモアを絡める作風を一貫して展開しています。
かんばまゆこの入門としては、『
名探偵コナン 犯人の犯沢さん』がもっとも読みやすい選択肢です。原作に親しみがあれば、そのパロディ的な面白さがより引き立ちます。原作未読でも、ミステリーコメディのノリで楽しめる構成になっています。同作は現在も『週刊少年サンデーS』で連載中であり、新装版を含む複数版が流通しているため、入手も容易です。次に『
錦田警部はどろぼうがお好き』で、オリジナルストーリーの中でのユーモア表現を味わうのが順序としてお勧めです。新装版と旧装版の両方が出版されていますが、読み始めるなら新装版から入ると良いでしょう。