此ノ木よしるは、2010年『
月刊ヤングマガジン』での『
こみっく☆すたじお』でデビューした女性漫画家です。漫画家とアシスタントのラブコメディで初連載を飾った後、白泉社の『
ヤングアニマル』を主な舞台に活動。デビュー初期からラブコメディを手がけながらも、単なる恋愛ストーリーに留まらないユニークな設定や個性的なキャラクターを軸とした作品制作を心がけています。天才エンジニアの女子高生社長を主人公とした「お仕事コメディ」『
SE』など、ラブコメの枠を広げる試みを重ねながら、現在も『
ヤングアニマル』での連載を継続しています。
此ノ木よしるを代表する作品は『変女 〜変な女子高生 甘栗千子〜』です。この作品は、変わった性格の女子高生・甘栗千子と出会った青年による二人のやり取りを中心としたラブコメディで、シリーズ累計130万部を記録する代表作となっています。彼女の作風の大きな特徴は、「変」という言葉で表現できる、通常のラブコメディの枠に収まらないキャラクター設定です。また『
変女』の世界観を共有しながら異なる主人公たちの物語を描く『
進撃のえろ子さん』など、シリーズ展開による複数の視点からの物語描写も試みています。デビュー作『
こみっく☆すたじお』では職業ラブコメを、『
SE』では仕事とラブコメの融合を描くなど、ラブコメディという基本軸を保ちながらも多様なテーマ設定への挑戦が見られます。
此ノ木よしるの世界への入門には、代表作『変女 〜変な女子高生 甘栗千子〜』から始めるのが最適です。現在も『
ヤングアニマル』で連載中の長編シリーズで、複数巻が刊行されており、新規読者でも容易に手に取れます。既にデビュー後15年以上の創作経歴があり、完結作の『
こみっく☆すたじお』『
SE』も4巻の短編集として入手可能です。より多くの作風を知りたい場合は、『
SE』で「仕事×ラブコメ」の融合形を、その後『
変女』の別シリーズである『
進撃のえろ子さん』で同一世界観の異なる視点を体験すると、作家の創作の幅が理解できるでしょう。現在連載中の作品が多いため、最新刊を確認することで継続的に新作との出会いが期待できます。