埼玉県出身の稲葉そーへーは、2008年に『漫革ルーキーズ』でデビュー。翌年『週刊ヤングジャンプ』に読切を掲載した後、2010年に『
へ〜せいポリスメン!!』で連載化を果たしました。以来、週刊誌や web マガジンを舞台に、独特の視点で日常を切り取るコメディ漫画を発表し続けています。約15年のキャリアを通じて、ユーモアとディテールへのこだわりで読者を引きつける作家として知られています。
初連載『
へ〜せいポリスメン!!』は警察官の日常を舞台にしたコメディで、稲葉の代表作として14巻まで続きました。その後『
しらたまくん』では別の世界観を描き、多様なテーマに対応できる力を見せています。最新作『
そばギャルとおじさん』は立ち食いそばライターの本橋隆司が原案・監修を務める異色コラボレーション。中年男性とギャルという世代差のある登場人物が、立ち食いそば店で出会い「ソフレ」として関係を深めるストーリーで、実在の店舗を舞台にしたリアリティと、そばに関する薀蓄を織り交ぜたコメディが特徴です。稲葉の作風は、身近な題材を丁寧に掘り下げ、その世界観を温かいユーモアで描くスタイルが一貫しています。
稲葉そーへーの入門作は『
へ〜せいポリスメン!!』がお勧めです。警察という身近でありながら視点の新しい世界を舞台に、作家の基本的な作風が顕れています。現在の最新作『
そばギャルとおじさん』は、読み始めやすく、かつ最も多くのレビューを集めており、2025年5月から『COMIC熱帯』で連載中です。複数の作品が継続連載となっており、電子版での入手も容易。短編から長編まで手掛けてきた作家なので、興味のあるテーマで作品を選ぶのも良いでしょう。