宮城県出身の漫画家・結城心一は、一迅社との長い付き合いで知られています。スタジオDNA時代からキャリアを積み、初期はゲームアンソロジーコミックへの執筆が主流でした。漫画家の武梨えりが妹という家族背景も持ちます。かつては『月刊OUT』の投稿者として活動し、当時は「銅鑼ぼの」というペンネームを使用していました。現在は同人サークル「死神の家」を主宰していますが、個人での同人活動は行わず、ゲスト執筆を中心に活動しています。一迅社のヒット作を手がける重要な執筆者として、出版社との信頼関係を築いています。
結城心一の代表作は『
ももえサイズ』で、『月刊コミック電撃大王』での連載を通じて知名度を得ました。最新の主要作『
ダンジョン島で宿屋をやろう!』は、創造魔法を得た主人公が異世界で宿屋経営を目指す物語で、高い人気を集めています。一迅社の人気作『
かんぱち』『ゆりぱち』などのスピンオフギャグ作品も多く手がけており、版権作品での活躍も著しいです。作風の特徴は、可愛らしい絵柄との対比にあります。マニアックなパロディギャグ、毒の強いブラックユーモア、シュールな不条理ギャグを多用することで、見た目と内容のギャップが魅力となっています。
結城心一の作品は一迅社からの刊行が中心で、現在も多くの作品が入手可能です。初心者向けには『
ダンジョン島で宿屋をやろう!』がおすすめです。ほのぼのとした世界観でありながら、ギャグのセンスが活きており、長編として読み応えがあります。パロディやブラックなギャグの面白さをより深く味わいたい場合は、スピンオフ作品や『
ヤンデレ少女にいちゃラブされちゃうアンソロジーコミック』など、複数の作品を組み合わせて読むと良いでしょう。同人活動の背景もあり、マニアックなネタへの造詣も深いため、作家のこだわりを感じながら楽しめます。