アキヤマ香は、講談社『
Kiss』を主な舞台として活動する漫画家です。2014年から現在に至るまで、複数の連載作品を手がけており、特にラブストーリーやヒューマンドラマを得意とします。デビュー以来、恋愛を軸としながらも、登場人物の年代や立場によって異なる感情や葛藤を丁寧に掘り下げることで知られています。代表作『
長閑の庭』は、23歳の大学院生と64歳の教授という設定で注目を集め、NHK BSプレミアムで実写ドラマ化されるなど、マンガ業界の枠を超えた影響力を持つ作家です。
最高傑作『
長閑の庭』は、ドイツ語専攻の女性大学院生・朝比奈元子と、彼女の担当教授・榊との年の差恋愛を丁寧に描いたラブストーリーです。「しっかり者に見られるせいで、本当の自分を隠してしまう」という心理描写から物語がスタートし、二人が互いに惹かれていく過程が繊細に表現されます。他の作品『
ぼくらの17―ON!』『
アスコーマーチ!』『
いま「余生」って言いました?』『
それでも男は信じません』では、恋愛のみならず、友情、キャリア、人生観の違いなど、多角的なテーマを扱っています。全体を通じて、大人(特に20〜60代)の複雑で本音の感情を尊重しながら描く作風が特徴です。
入門作としては『
長閑の庭』がもっとも適しています。全7巻で完結しており、連載終了後も講談社KC Kiss レーベルで全巻が入手可能です。年の差恋愛という特異な設定ながらも、感情の普遍性が高く、読みやすく完成度の高い一作です。その後、同じく連載中の『
ぼくらの17―ON!』や『
それでも男は信じません』に進むと、作家の幅広いテーマへのアプローチが理解できます。完結済みの『
アスコーマーチ!』も、短めの巻数で読める良い選択肢です。各作品は講談社『
Kiss』および講談社 KC Kiss で、継続的に新刊が供給されています。