田村隆平は岐阜県生まれ、滋賀県大津市出身の漫画家です。2008年の『
週刊少年ジャンプ』第4回金未来杯を受賞してデビューの足がかりを掴み、翌2009年から2014年にかけて『
べるぜバブ』を『
週刊少年ジャンプ』に連載しました。累計240万部以上を売り上げた同作は、従来の少年漫画の枠を超えた独特の世界観と、キャラクター造形の豊かさで注目を集めました。デビューから現在まで、彼はジャンプ誌上で複数の作品を発表し、アニメ化される等、着実に読者層を広げています。
田村隆平の代表作『
べるぜバブ』は、無一文の不良高校生・男鹿辰巳が、魔界から送られた大魔王の息子・ベル坊という赤ん坊の面倒を見ることになる物語です。極悪人としての顔と、赤ちゃんの父親としての一面を併せ持つ主人公の成長と葛藤が、コミカルさと感情的な重みの両立で描かれています。その後の『
COSMOS』や『
腹ペコのマリー』といった作品でも、田村は個性的なキャラクターと独特の設定を組み合わせた、型にはまらない漫画作りを続けています。作風としては、ギャグとシリアスのバランス感覚に優れ、キャラクターの魅力を引き出すストーリー展開が特徴的です。
田村隆平の入門は『
べるぜバブ』から始めるのが自然です。モノクロ版とカラー版が刊行されており、カラー版は複数の編に分かれています。『子育てはじめました編』は物語の序盤を丁寧に描いたカラー化で、作品の世界観に浸りやすくなっています。『
べるぜバブ』の完結後、より実験的な作品に挑みたい読者には『
COSMOS』がおすすめです。同作も現在連載中で、新刊が継続的に出ています。いずれの作品も電子版・紙版ともに入手しやすく、アニメ化されている作品も多いため、漫画とアニメを組み合わせて楽しむことも可能です。