丸智之は、スクウェア・エニックスの『
月刊少年ガンガン』を主な活動拠点とする漫画家です。2007年に『フレッシュガンガン』に読み切り作品を掲載してデビューし、翌2008年から本誌での連載活動を開始。以来、少年漫画のジャンルにおいて一貫した創作活動を続けています。これまでに計15巻の作品を世に送り出しており、読者からの評価も着実に集めています。ガンガン系媒体との強い結びつきを特徴とする作家で、同誌の編集方針や読者層に合わせた作風の開発に定評があります。
代表作『
トライピース』は、2008年から2011年まで連載された11巻完結の冒険ファンタジー作品で、最も多くの読者評価を集めています。記憶喪失の主人公ナナが、世界から戦争を無くすことを目標に、個性的な仲間たちと戦争仲裁機関で奮闘する物語です。丸智之の作風の特徴として、明るく前向きなキャラクター設定と、彼らが直面する過酷な任務のコントラストが挙げられます。また、他の連載作『
伝説の竜装騎士は田舎で普通に暮らしたい』や『
捕食者系魔法少女』『翻訳の才能で俺だけが世界を改変できる件』といった作品群からは、冒険ファンタジーや異能バトルといった娯楽性の高いテーマへの親和性が読み取れます。ポップでユーモアある表現と、設定の作り込みを両立させることが作家の特色です。
完結済みで全編を読破できる『
トライピース』が、この作家の最適な入門作品です。長い連載経験の中で磨かれた構成力が、この作品に顕著に表れています。その後、連載中の作品へ進むことで、作家の進化した作風を追体験できます。『
伝説の竜装騎士は田舎で普通に暮らしたい』は、冒険ファンタジーながらほのぼの要素を織り交ぜたユニークな設定が特徴で、読みやすい入門編となります。現在も複数の連載作が進行中のため、定期的に新作が『
月刊少年ガンガン』で発表されています。スクウェア・エニックスの単行本は入手しやすく、電子書籍版での読書も可能です。