真じろうは、当初は研究者志望だった異色の漫画家です。大学では生物学を専攻していましたが、中学時代から絵を描くことが趣味で、大学4年時にマッグガーデンの編集者に声をかけられたことがきっかけでマンガの世界へ踏み出します。『コミックブレイド』の編集長に新人賞向けの作品が気に入られ、そのままデビュー。中学時代にネット掲示板で使っていたハンドルネーム「しんじろう」を、漫画家活動に伴い「真じろう」と格上げし、現在に至ります。理系的な素養と創作への情熱を併せ持つ、独自のキャラクターを持つ作家です。
代表作『
Fate/Zero』は、メガヒット作品であり、真じろうの名を最も広く知らしめた作品です。一方『
タブー・タトゥー』はオリジナル作品で、B級映画の影響を色濃く反映しており、内臓が飛び出るような過激な表現やミリタリー要素を作中に取り込んでいます。また『
新約カニコウセン』『
剣仙ヒョウ局』など、ミリタリーやサイエンスフィクション、異世界ファンタジー的な題材を得意としています。真じろうの作風の共通点として、カバー裏への四コマ漫画やおまけページでの短編執筆が多く、そうした紙面では自身やオリジナルキャラを登場させ、「原稿が終わらねえ」といった作者の日常を小ネタとして表現することもあります。
真じろうの入門には『
Fate/Zero』がおすすめです。最も多くのレビューを集め、知名度も高く、まずはここから読むことで作家の画力とエンタメ感覚を把握できます。オリジナル作品を好む場合は『
タブー・タトゥー』を選択肢に。ミリタリーやSF要素に惹かれるなら『
新約カニコウセン』や『
剣仙ヒョウ局』といった新作も視野に入ります。ただし複数作品が連載中のため、最新刊の入手や既刊の流通状況は各書店・配信サービスで確認が必要です。短編や作者コメントまで含め作品を楽しみたい場合は、単行本の購入がおすすめです。