kashmirは、漫画とイラストレーション両面で活動する日本の作家です。白泉社の『
楽園』誌を主な舞台として、ユニークな世界観を持つ作品を多数発表してきました。作風の特徴は、非現実的な奇想や怪異をコアとしたブラックユーモアにあり、独特のナンセンス感覚で読者を惹きつけてきました。一方、2019年以降は『
ぱらのま』のような、より広い層に向けたコメディ色の強い作品にも挑戦。ブラックな世界観とポップな作風の両立を示し、作家として新たなステージへ移行する姿を見せています。
『
ぱらのま』は現在最も注目度の高い作品で、職業不詳の女性主人公が鉄道を中心とした公共交通を使って日本全国を旅するオムニバス形式の物語です。一話完結で気軽に読め、紀行漫画としての紀行漫画としての面白さと日常の中の小さな発見を描いています。『
てるみな』は同じく『
楽園』での代表作で、より怪異寄りの世界観を展開。両作が交錯するネタも描かれ、kashmirの創作の幅を示しています。『
デイドリームネイション』『
○本の住人』『
百合星人ナオコサン』といった他作品群も、想像力をかき立てる設定と不思議な登場人物たちで彩られており、kashmirの共通項は「普通ではない視点で世界を見つめる楽しさ」にあります。
kashmirは『
楽園』及び同誌WEB増刊を追う読者層に特に支持されており、単行本は白泉社から刊行されています。まず入門するなら『
ぱらのま』がお勧めです。連載中で最新巻も入手しやすく、作家のブラックユーモアと新しいポップな作風の両面を体験でき、ストレスなく楽しめます。その後、『
てるみな』で作家のより奇想的な側面を、『
デイドリームネイション』や『
○本の住人』で独特の世界構築を追体験することで、kashmirという作家の全体像が見えてくるでしょう。すべて『
楽園』関連の作品のため、定期購読を始めるのも一つの手です。