福岡県出身のえばんふみは、2004年に第55回りぼん新人漫画賞準入選でデビューした漫画家です。少女漫画雑誌『
りぼん』での活動を皮切りに、複数のペンネームを使い分けながら異なる出版社や媒体で作品を発表してきました。2011年の『
りぼん』での活動終了後、『花とゆめ』で「夏芽ミカン」名義、『Cookie』で「えばんふみ」名義、『デジタルマーガレット』で「笹花火」名義と、作品のジャンルや対象読者に応じてペンネームを変えて活動しています。小中学時代のあだ名「ふみばん」を逆にした「えばんふみ」というペンネームは、初連載作『
木々のゆくえ』から使用を開始しました。
代表作『
ブルーフレンド』は『
りぼん』に2010年から2011年にかけて連載された百合漫画で、全3巻に収録されています。最初のシリーズは中学生の日常を軸に、繊細な感情描写を含むストーリー展開となっており、その後の『2nd season』では登場人物を新たにしながらも、女の子同士の些細な日常に焦点を当てた作風へシフトしています。このほか『
幼な妻でごめんっ!』『
青春はゾンビでした』など、恋愛や青春をテーマにした作品を手がけています。全体的に、思春期の心理や感情、登場人物同士の関係性の微妙な変化を丁寧に描くことが特徴で、少女漫画から大人向けまで、対象読者の違う複数のジャンルに対応した作風を持っています。
えばんふみの作品は出版社やペンネームによって対象読者が異なるため、自分の興味に合わせて選ぶことをお勧めします。少女漫画の世界を知りたい場合は、『
りぼん』掲載の『
ブルーフレンド』が入門に適しており、全3巻の完結作なので通読しやすくなっています。より大人向けの作品に興味がある場合は、『Cookie』掲載作や『デジタルマーガレット』掲載作を探すとよいでしょう。複数のペンネームで活動しているため、好きな作品を見つけたら、他のペンネーム名義の作品も検索することで、より多くの作風を発見できます。単行本は集英社やホワイト出版など複数の出版社から刊行されており、電子版でも購入可能な作品が多くあります。