塚脇永久(ウヒョ助名義で活動した時期もある)は1975年生まれ、北海道旭川市出身の漫画家です。高等専門学校時代に麻雀にのめりこみ、その後漫画雑誌の新人賞に応募したことが創作の始まり。2005年頃から本名での活動が増え、現在に至ります。交通取締りやアジアンファンタジーといった、他の作家ではあまり扱わないニッチなテーマを積極的に選ぶ姿勢が特徴です。2010年頃からは麻雀漫画に本格的に取り組み始め、漫画原作業も手がけるようになりました。その独特の題材選びと、人生経験に根ざした創作スタイルが、読者に深い印象を与えています。
代表作『
蟻の王』は現在も連載中の長編作品で、21巻を重ねており、作家の代表作として多くのレビューを集めています。麻雀漫画の『
鉄鳴きの麒麟児』シリーズは複数の編で続き、歌舞伎町を舞台にした展開も展開。『
キリンジゲート』『
ピークアウト』など、意欲的な作品展開が続いています。作風の共通点として、マニアックで詳細な設定描写、登場人物の心理描写の深さ、ギャンブルやサスペンス要素を軸とした緊張感が挙げられます。マイナーなテーマを選びながらも、その世界観に徹底的に向き合う姿勢が、個性的で中毒性の高い作品を生み出しています。
塚脇永久の作品は、ニッチなテーマに惹かれる読者、あるいは心理戦やサスペンスを好む読者に向いています。入門作品としては、レビュー数が多く知名度がある『
蟻の王』から始めるのが自然です。麻雀に興味がある場合は、『
鉄鳴きの麒麟児』シリーズがおすすめで、まずは基本編から読み始めると、歌舞伎町制圧編への流れもスムーズです。ほとんどの作品が連載中であり、最新刊も比較的入手しやすいでしょう。作家の独特の世界観に引き込まれたら、他の作品も順に追ってみる価値があります。