黒柾志西は1973年生まれ、北海道出身・在住の漫画家です。専門学校時代に知り合った仲間たちと同人サークル「くれじっと」を立ち上げ、現在も同人活動を続けながら商業誌での執筆も手がけています。商業誌では成人向け作品をベンジャミン名義で執筆していましたが、『
鬼ごっこ』からは「黒柾志西」というペンネームを使い始めました。このペンネームは、一迅社での連載用に担当編集者から提案された専用の名義として生まれたもので、複数の名前を使い分けることで異なる作風や読者層に対応する、柔軟なキャリア設計を示しています。同人と商業を両立させ、地域に根ざしながら活動を続ける作家です。
黒柾志西の代表作には、アンソロジーコミックが複数あります。最も読者を集めているのは『
ゴブリンにエロいことされちゃうアンソロジーコミック』で、25巻まで続く人気シリーズとなっています。他に『
パーティ追放された俺が裏切った仲間に復讐するアンソロジーコミック』や『
復讐学級 〜イジメに反撃してスカッとするアンソロジー〜』など、設定やテーマを枠として複数作家や複数エピソードを集めた形式の作品を多く手がけています。一方『
鬼ごっこ』は4巻完結の単独作品で、こちらも人気を集めました。また『
いちばん近くて、とおいふたり』など新作も連載中です。アンソロジー形式の多さから、様々なシナリオやキャラクター、パターンを組み合わせ、特定のジャンルやシチュエーションの多面的な魅力を引き出すことに特色がある作家と言えます。
黒柾志西の作品は、既刊が比較的多く出版されており、入手しやすい環境にあります。アンソロジーコミックは各巻が独立したエピソード集なため、どの巻から始めても物語が追いやすい点が利点です。まずは『
ゴブリンにエロいことされちゃうアンソロジーコミック』の最新刊から、または初巻から読み進める方法が考えられます。一方、ストーリー性のある単独作品を求める場合は『
鬼ごっこ』の4巻完結作が適切です。現在も複数作品が連載中のため、新作フォローも可能です。同人サークル「くれじっと」の活動も追うことで、より多角的な作家活動の全体像を知ることができます。