亜樹新は、さくらももこのエッセイを読んだ小学2年生の時から漫画家志望を貫いた作家です。『
りぼん』の漫画賞編集者評を読み込み、『
ちびまる子ちゃん』や『
魔法陣グルグル』といったコメディ作品への強い影響を受けながら創作活動を続けています。2010年にマッグガーデンの『月刊コミックブレイドアヴァルス』で『
フェティッシュベリー』の連載を開始し、その後も同社の各種マガジンや『月刊コミックジーン』など複数媒体で活躍。デビュー10周年を機に画集『Little Darling』を発表するなど、活動の幅を広げています。作品のテレビアニメ化の実績もあり、注目度の高い漫画家として認識されています。
代表作『
フェティッシュベリー』は全5巻の完結作で、最も多くのレビューを集めています。4巻の『
宝皇学園Misora組』はスクールコメディを展開。『
葬送曲ナイトメア』ではダークな世界観を描き、現在連載中の『
新生真田十勇士』『
かわいいせかいせいふく』とバラエティ豊かなラインアップを持っています。亜樹新の作風は、少年漫画・少女漫画を問わずコメディを基調としながら、『笑ゥせぇるすまん』のようなブラックユーモアも組み込んだ柔軟性が特徴。『
おジャ魔女どれみ』の影響を受けた絵柄の可愛らしさと、テンポの良いストーリー展開が調和しており、ジャンルの枠を超えた読者層に支持されています。
亜樹新の世界観を知るには、やはり最も評価を集めている『
フェティッシュベリー』から入るのがおすすめです。完結済みで全5巻と読みやすく、この作家のコメディセンスが十分に発揮されています。その後、学園ものの『
宝皇学園Misora組』で別のテイストを試してみるのも良いでしょう。ダークな作品を希望する場合は『
葬送曲ナイトメア』が選択肢になります。ただし、代表作のうち『
新生真田十勇士』と『
かわいいせかいせいふく』は現在連載中のため、完結を待つか続きを追いながら読むことになります。初出媒体がマッグガーデン系とメディアファクトリーと分かれているため、各出版社の電子配信サービスで入手可能かの確認をおすすめします。