福岡市出身、1958年生まれの漫画原作者・シナリオライター。福岡大学卒業後、サラリーマン生活を経て漫画界へ転身します。実弟は『ビー・バップ・ハイスクール』の漫画家きうちかずひろで、幼少期からSF小説を愛読するという知識豊かな環境で育ちました。1989年に渡辺潤作画の『
フェイス』で漫画原作デビューし、その後15年にわたって『週刊ヤングマガジン』で同じ渡辺潤とコンビを組み、長期連載を実現させています。漫画業界における構成力と企画力に定評があり、一度組んだ作画家との信頼関係を大切にする職人気質の原作者です。
木内一雅を代表する作品は、1990年から2004年まで『週刊ヤングマガジン』で連載された『
代紋TAKE2』です。全62巻という長期シリーズとなったこの作品は、不良少年たちの青春と野心、そして組織内での人間関係の葛藤を描いた娯楽性と深さを兼ね備えた傑作として定着しています。その他『
青龍<ブルードラゴン>』『
アウト・ロー』など、男たちの絆や競争、組織の中での立場と野心といったテーマを一貫して描いてきました。木内の作風は、登場人物たちの心理描写とストーリー展開の説得力に特徴があり、渡辺潤の画力と相まって、格別な臨場感を生み出しています。
木内一雅の作品に初めて触れるなら、圧倒的なレビュー数を誇る『
代紋TAKE2』から始めることをお勧めします。完結済みの全62巻で物語を最後まで堪能でき、完成度の高いストーリーラインを追うことができます。現在も新装版や超合本版が刊行されており、入手しやすい環境が整っています。より新しい作風を知りたければ『
青龍<ブルードラゴン>』『
アウト・ロー』といった連載中の作品へ進むのも良いでしょう。木内の原作は常に渡辺潤とのコンビで知られるため、この画家の画風が好きであれば、すべての作品を一連の流れで読む価値があります。