星野リリィは、1978年生まれの漫画家・イラストレーター。小学生の頃から絵を描き始め、キャリアの初期にはボーイズラブ系作品を多く発表してきました。『コミックバーズ』『月刊コミックアヴァルス』『
なかよし』など、幅広い媒体での連載経験を持ちます。同人サークル「harenti-cinema」を主宰し、創作活動を続けています。2016年と2019年に男児を出産しており、育児との両立を図りながら執筆活動を進めています。近年は作風の幅を広げ、男女カップルの恋愛やファンタジー作品にシフトしており、作家としての多面性を示しています。
代表作『
おとめ妖怪ざくろ』は、人間と妖怪が共存する日本を舞台にした歴史冒険ファンタジーです。改暦による社会の混乱を背景に、妖人省という組織に招集された半妖たちと軍人が手を組んで事件を解決する物語で、2010年にテレビアニメ化、2017年に舞台化されるなど、多くのファンに支持されました。本作は10巻で現在も連載が続いており、星野の代表作として確立しています。その他『
きぐるみ防衛隊』『
花嫁くん』『
花ムコさん』などの作品では、ファンタジーや恋愛要素を交えたユニークな設定が特徴。初期のボーイズラブから恋愛漫画へのシフトを経ながら、世界観の構築力と人物描写の豊かさが作風の核となっています。
入門作品には『
おとめ妖怪ざくろ』がもっとも推奨されます。アニメ化・舞台化されたメジャー作品であり、星野の代表作としての地位も揺るぎなく、単行本も入手しやすい状況にあります。2024年1月に『comicブースト』での連載が再開されたため、新作の掲載も始まっており、現在進行形で読むことができます。その他の作品『
きぐるみ防衛隊』『
花嫁くん』などは、より短編的で読みやすく、星野の多様な作風を知るのに適しています。育児による休載期間を経て復帰した作家であり、作品の入手状況は比較的良好です。