埼玉県出身の梅澤春人は、1966年生まれ。デザイン専門学校卒業後、会社員として働いていましたが、仕事に行き詰まり、「漫画しかない」という思いから創作を決意しました。22歳の時に北条司のアシスタントとして師事し、1988年に『南方遊伝』で入選・デビュー。初連載は1990年の『酒呑☆ドージ』です。その後、ペンネームを「梅澤勇人」から「梅澤春人」に変更し、『HARELUYA II BØY』(1992~1999年)で長期連載を達成。アニメ化も実現し、少年ジャンプの看板作家として活躍してきました。現在はデジタル原稿に移行し、複数の作品を並行して執筆しています。
入門には、レビュー数が最も多い『カウンタック』(全28巻・完結)がお勧めです。梅澤の持ち味である現代性、ロマン、ケンカ描写がバランスよく詰まっており、完結済みなので一気読みできます。次に『BOY』(全20巻・完結)へ進むと、梅澤のキャラクター表現とストーリー展開の幅が理解できるでしょう。1990年代の『HARELUYA II BØY』は連載当時アニメ化されるなど、梅澤の代表作として文化的な位置付けも重要ですが、長編なため、まずは上記2作で梅澤の作風を掴むのが現実的です。現在も『妖怪伝奇Roku69Bi ロクロックビ』など新作が進行中であり、最新の梅澤作品を追うことも可能です。