熊本県出身の大石浩二は、2004年に週刊少年ジャンプへの持ち込みがきっかけで漫画家デビュー。同誌の読切枠や代原を経験した後、2006年に『
メゾン・ド・ペンギン』で連載デビューを果たしました。以降、ジャンプの主流であるバトルものやドラマではなく、ギャグを主軸とした作品を一貫して発表しており、ジャンプの中では異色の存在です。連載中の健康トラブルにもかかわらず作品を継続するなど、創作への向き合い方でも知られています。大相撲の録画視聴やファンシー雑貨の蒐集など、意外な趣味を持つB型の作家です。
代表作『
いぬまるだしっ』は、幼稚園を舞台に下半身が常に丸出しの主人公が園児と先生を巻き込む日常ギャグです。11巻で完結し、作者の代表作として多くのレビューを集めました。現在連載中の『
トマトイプーのリコピン』は、かわいらしい動物キャラが登場する一方で、政治ネタや人物不祥事など際どい時事ネタを盛り込む作風を継承しています。初連載作『
メゾン・ド・ペンギン』は、ジャンプの中でも珍しい4コマ漫画形式とオムニバス構成で展開されました。共通する特徴は、自虐的かつシュールなギャグ、下ネタ、パロディ、そしてファンシーなキャラクターとギャップを狙ったユーモア。ネタはウェブコミック時代から磨かれています。
入門には『
いぬまるだしっ』がおすすめです。完結済みで全11巻とボリュームも適度。幼稚園を舞台にした親しみやすい設定ながら、下ネタとシュールさが融合した大石流ギャグの本質が凝縮されています。より新しい作風を知りたい場合は、連載中の『
トマトイプーのリコピン』へ。時事ネタとキュートなビジュアルのコントラストが特徴です。両作品とも週刊少年ジャンプ掲載のため、入手しやすい環境が整っています。電子書籍限定で『
中2神アッテーナ〜大石浩二短編集〜』も販売されており、短編で大石の多彩な引き出しを確認できます。