大亜門は1977年埼玉県生まれの漫画家。『
週刊少年ジャンプ』で活躍し、代表作『
太臓もて王サーガ』は2005年から2007年にかけて連載されました。中学生の頃から漫画家・柴田亜美の大ファンであり、その影響は作風に色濃く反映されています。埼玉県立春日部高等学校卒業後、漫画家として歩みを始めました。既婚者で2人の息子がおり、妻も漫画家として活動しています(担当名義は「Mi.」)。声優の伊藤栄次が叔父という芸能一族の一員でもあります。
最大の代表作『
太臓もて王サーガ』は、間界の王子が実界で女の子にもてるため奮闘するというコンセプトのギャグ漫画です。本作の最大の特徴は、下ネタとパロディを多用しながらも、一話完結ではなくネタを次回以降に繋ぐストーリー漫画的な構成になっていること。『
ジョジョの奇妙な冒険』の数多くのパロディが登場し、ファンから愛されました。前作『
無敵鉄姫スピンちゃん』とは共通の世界観を持ち、時系列で繋がっています。大亜門の作風を貫くのは、他作品のパロディと皮肉めいた下ネタの多用。人物描写では肉付きの横幅を強調した独特の造形が特徴で、特に男性キャラは男性的要素を誇張して描きます。
入門には『太臋もて王サーガ』がおすすめです。全8巻で完結しており、2015年には電子書籍版も発売されており入手しやすい状態にあります。パロディが多く盛り込まれているため、特に『
ジョジョの奇妙な冒険』に親しんでいると二重の楽しさが得られます。前作『
無敵鉄姫スピンちゃん』を先に読むと世界観への理解がより深まりますが、『太臋もて王サーガ』からの入門でも問題なく楽しめます。また、同作の続編『太臋もて王サーガ その後の話』も刊行されています。下ネタやパロディが得意な独特の作家なので、そうしたギャグ漫画が好きな読者には特に向いています。