霜月かいりは青森県出身の漫画家・イラストレーター。2000年に『小説エクリプス』でイラストレーターとしてキャリアをスタートさせ、同年に漫画『Cloudy Heart』でも漫画家デビューを果たしています。イラストレーターと漫画家の両方の活動を並行してきた経歴を持ちます。画業10年の軌跡をまとめた画集「霜月かいり画集 鎬 SHI-NO-GUI」は2012年に出版され、カラーイラスト約100点を収録しています。作風の幅が広く、BL作品から戦国冒険譚、そして異世界恋愛ファンタジーへと領域を広げてきました。
代表作『
BRAVE10』は『コミックフラッパー』で2006年から2011年にかけて連載された戦国冒険活劇で、全8巻で完結しています。その後『BRAVE10 S』として続編シリーズが展開され、本編外の外伝や時間軸を補完するエピソードも継続的に発表されており、アニメ化も実現した作品です。一方、近年の連載作『
社交界の毒婦とよばれる私』や『
王子様は淫魔の取り替えっ子でした』は、異世界の貴族社会を舞台にした恋愛ファンタジーで、ヒロインが主体的に運命を切り開く物語として展開しています。キャラクター描写が丁寧で、複数の視点から物語が構成される傾向にあります。
『
BRAVE10』は完結した長編で、世界観に浸りたい読者に最適な入門作。戦国時代を舞台にしながらも時代超越的な冒険譚として楽しめます。『BRAVE10 S』は続編として続き、より深くキャラクターを掘り下げたい場合に進める構成です。現在の連載作『
社交界の毒婦とよばれる私』は独立した物語として新規から読み始められ、大人の女性キャラクターの活躍に興味がある読者向けです。『王子様は淫魔の取り替え子でした』も同様に独立した世界観で、異世界恋愛の要素を求める読者に適しています。いずれも各出版社から単行本が刊行されており、現在も読める状態が保たれています。