『ゴーストハント』は1989年から連載された代表作で、心霊現象を科学的に調査するグループの活動を描いています。1998年のラジオドラマ化、1998年の漫画化、2006年のアニメ化と、長年にわたってメディア展開されている息の長い作品です。2010年から2011年にかけて大幅な改稿版が新たに出版され、『ダヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011』で総合8位を獲得するなど、現在も高い評価を受けています。
『屍鬼』は1998年刊行の長編で、人口1300人の隔離された村を舞台に、謎の死が相次ぐ中で明かされる真実を描いた作品です。新潮社単行本のほか、文庫化されており、藤崎竜による漫画化やアニメ化も実現しています。
小野不由美の作風の共通点は、限定された空間と人間関係の中に緊張を生み出し、登場人物たちの心理変化を丁寧に追うホラーです。超自然現象そのものだけでなく、それに対する人間の反応や判断が物語の重要な要素となります。