小田切ほたるは、ボーイズラブ系漫画を専門とする漫画家・イラストレーターです。10月5日生まれ。主に角川書店の『月刊Asuka』を中心に活動し、耽美で幻想的な世界観を得意としています。デビュー以来、感情的な深さと独特の世界設定を備えた作品を発表し続けており、特に『
裏切りは僕の名前を知っている』で大きな注目を集めました。同人活動の経験も持ち、イラストレーターとしても並行して活動するなど、多角的な創作活動を展開しています。
最大の代表作『
裏切りは僕の名前を知っている』は、2005年から2017年にかけて『月刊Asuka』に連載された長編で、輪廻転生のテーマを軸に、千年以上の時を超えて敵対する『祇王一族』と『悪魔』の戦いを描く作品です。アニメ化・舞台化(
3度)・ゲーム化など多くのメディア展開を実現し、単行本には着ボイスQRコードなど特典企画も充実。その他『
その指だけが知っている』『
タイムラグ』『
四ノ宮くんには理由がある』など複数の作品を手がけています。小田切ほたるの作風は、輪廻転生や特殊能力といった非日常の設定を丁寧に構築しつつ、登場人物たちの複雑な感情や関係性を繊細に描くことが特徴です。耽美な世界観のなかで、男性キャラクター同士の心理的なつながりや葛藤を深く掘り下げ、単なる恋愛作品にとどまらない物語的深度を実現しています。
小田切ほたるの作品に初めて触れるなら、やはり『
裏切りは僕の名前を知っている』から始めるのが最適です。13巻の長編ですが、この作品を通じて作者の世界観とキャラクター描写の真髄を理解できます。2005年から2017年まで12年にわたる連載で、作者の腱鞘炎等による治療のため長期休載も経ていますが、その後も『
その指だけが知っている』『
タイムラグ』など新作の連載を続けており、現在も活躍中です。『月刊Asuka』に掲載されていることから、電子版・紙版いずれでも入手しやすく、完結済みの『
裏切りは僕の名前を知っている』は安心して全巻読み進められます。