手代木史織は宮城県石巻市出身、松島町育ちの漫画家です。現在は神奈川県を拠点に活動しており、秋田書店の週刊少年チャンピオンを中心に連載作品を手がけています。車田正美の名作『聖闘士星矢』の外伝『THE LOST CANVAS 冥王神話』の作画を担当したことで、多くの読者に知られるようになりました。この作品では、原作に存在した過去の聖戦を舞台にしながらも、独自のドラマ性を打ち出し、新たなファン層を開拓しています。また、ライトノベルの漫画化にも携わるなど、様々な原作との協働を通じて経験を積んでいます。
代表作と作風
手代木の代表作は『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』(全25巻)で、2006年から2011年にかけて週刊少年チャンピオンに連載されました。本作は聖闘士星矢の設定では243年前に起こったとされる前聖戦を描いており、原作ファンはもちろん、新規読者も惹きつけるドラマチックなストーリー展開が特徴です。アニメ化もされ、メディアミックスでも成功を収めています。外伝『冥王神話外伝』(全16巻)も連載され、本編の世界観をさらに深掘りしました。また『キーリ 死者たちは荒野に眠る』では、霊感を持つ少女の冒険を描くダークファンタジー作風を示しており、既存作品の漫画化という枠組みの中でも、独自の表現力を発揮しています。
この作家を読むなら
手代木史織の作品を読み始めるなら、最も知名度が高く読者評価も高い『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』から入るのがおすすめです。全25巻で完結しており、完結作品であることから安心して読み進められます。聖闘士星矢の前日譚という位置づけですが、本編の知識がなくても楽しめるよう設計されています。その後、外伝へと進むことで、世界観をさらに広げることができます。『キーリ』は現在連載中の作品で、より現代的なダークファンタジーテイストを味わいたい読者向けです。秋田書店の作品が中心であるため、週刊少年チャンピオンや別冊少年チャンピオンの掲載作品として、電子書籍・紙版ともに入手しやすい環境が整っています。