高野苺は1986年生まれ、長野県松本市在住の漫画家です。デビュー作『
START』から創作活動をはじめ、その後『
別冊マーガレット』での『
orange』連載で大きな注目を集めました。体調不良による休載を経験しながらも、作品を多くの国で出版される程の人気作へと成長させています。松本市というローカルな舞台を作品に取り入れるなど、地元への愛着を感じさせる作家活動を展開しています。
代表作『
orange』は、10年後の自分から届いた手紙をきっかけに、高校生たちが過去の後悔を変えるために奮闘する物語です。同級生の自殺という深刻なテーマを扱いながらも、青春ラブストーリーとしての温かさを保ち、SF的な時間軸を巧みに活用しています。長野県松本市を舞台にした地域性も特徴です。『
夢みる太陽』など他作品でも、青年層の心情や人間関係を丁寧に描く傾向が見られます。高野苺の作風は、現実的な悩みとファンタジー的な設定を融合させ、読者の感情に訴えかける物語展開を得意としています。
『
orange』は高野苺の代表作であり、入門に最適です。単行本は集英社版全2巻と双葉社版全7巻が存在しますが、双葉社版が本編および番外編を網羅しています。また合本版も刊行されており、読みやすい形式を選べます。作品は世界9か国で翻訳されるなど国際的な評価も高く、日本国内でも継続的に入手可能です。青春群像劇や時間軸を跨ぐ物語が好きな読者、恋愛要素を含むドラマを求める方に適しています。