高上優里子は広島県出身の漫画家です。2001年に第32回なかよし新人漫画賞で準入選を受賞し、『なかよしなつやすみランド』でデビューしました。以来、講談社の『なかよしラブリー』や一迅社の『
コミック百合姫』など、複数の媒体でオリジナル作品と実話に基づいた作品を発表し続けています。2015年からは児童書の挿絵制作も手がけており、漫画家としての活動に加えてイラストレーターとしても多角的に活躍する作家です。趣味は絵本を読むことと昼寝、買い物。イラストレーター・漫画家のしめ子は実の姉妹で、創作活動を続ける家系といえます。
高上優里子の最大の代表作は『
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』(通称「もふなで」)です。この作品は向日葵によるライトノベルのコミカライズで、過労死した主人公が異世界で貴族の娘として転生し、動物たちとふれあう日常を描いています。2017年から連載を開始し、現在も継続中の人気作です。一方で『
告白 本当にあったツライいじめ』では実話に基づいたいじめ問題を扱うなど、テーマの幅が広いのが特徴。『
月と世界とエトワール』『
キャラ屋さんの遅い青春』など、ジャンルを問わず様々な物語に取り組んでいます。ほのぼのとしたファンタジーから現実的な人間ドラマまで、柔軟に対応できる作風を持つ漫画家です。
現在も連載中で最も人気の『
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』から入るのがおすすめです。全17巻が既に刊行されており、ほのぼのとした世界観とかわいらしいキャラクター、動物との触れ合いが魅力の作品です。より現実的な作品に興味があれば『
告白 本当にあったツライいじめ』も手に取る価値があります。高上優里子の作品は、なかよし系媒体とコミック百合姫での連載が中心となっているため、これらのレーベルの他作品もあわせてチェックすると、作家の多面的な側面が見えてくるでしょう。複数ジャンルへの対応力と、実話・創作両方に対応できる適応力を感じながら読み進められます。