長野県上田市出身。筑波大学大学院で芸術を学んだ後、1996年に白泉社の『
ヤングアニマル』月例新人賞に投稿作『膳は急げ!』で佳作受賞。当初は唯野俊三の筆名で活動していましたが、二作目『NINE BALL BLUES』から関崎俊三に改名し、後に漢字表記を関﨑に改めています。名前の改称にまつわるエピソードが多く、最後の改名は連載開始前に神社でお祓いをしてもらった際、神主に何度も間違われたことがきっかけだったといいます。デビュー以来、『
ヤングアニマル』を中心に創作活動を続ける漫画家です。
代表作『
ああ探偵事務所』は2002年から2008年まで連載された15巻完結の作品で、妻木という探偵が主人公。探偵ものの枠組みながら、破天荒なキャラクターによるコメディ、助手・井上涼子とのラブコメ、依頼人たちが織りなす人情ドラマが複合した構成が特徴です。関崎の作風を象徴する要素として、唇が厚く特徴的な女性キャラクターが随所に登場することが挙げられます。同じく代表作『
恋愛怪談サヨコさん』は怪談とラブコメを融合させた作品。どの作品でも、ジャンルの枠を超えたバラエティに富んだストーリー展開と、愛嬌あるキャラクター造形による読みやすさが共通しています。
入門には、最も多くのレビューを集めている『
ああ探偵事務所』がお勧めです。探偵という題材と、軽快なコメディの融合を体験できます。全15巻で完結しており、白泉社のジェッツ・コミックスレーベルで単行本化されているため、揃えやすいのも魅力です。次に『
恋愛怪談サヨコさん』で、作家の別の側面を知ることができます。こちらも全8巻の完結作品です。現在は『
ゴッホはじめました。』『
安堂鍵乃子の暗号事件簿』『
宇宙人プルカ』など複数の新作を連載中で、作家の創作活動は継続中です。関崎作品を最初から順に追いたい場合は、デビュー作『豚が飛ぶとき』から辿るのも良いでしょう。