やぶうち優は1969年生まれ、兵庫県西宮市出身の女性漫画家です。13歳だった1983年に『
ちゃお』でデビューして以来、40年近く活動を続けています。1990年代前半から中盤にかけて『
ちゃお』の看板作家として活躍し、1996年の『
水色時代』アニメ化をきっかけに小学館の学年誌へも活躍の幅を広げました。自身の青春体験を創作の核としており、思春期の少年少女の心情と身体の成長を丁寧に描くことで知られています。2020年には全作品の累計部数が600万部を突破。現在も『
ちゃお』をはじめ複数誌で活躍中で、10代から30代以上まで幅広い読者層に支持されています。
『
ないしょのつぼみ』は性教育を題材にしながら少女の内面の揺らぎを描いた作品で、特に男性層に支持され小学館漫画賞も受賞しています。『
少女少年』は女装した男の子が芸能界で活動する物語で、学年誌という読者が毎年入れ替わる媒体の特性を生かし、8年にわたって計8作品を発表しました。『
上杉くんは女の子をやめたい』は現在も連載中の人気作です。やぶうち優の特徴は、少女漫画でありながら少年漫画的な表現も取り入れる独特の作風。思春期の複雑な心情や違和感、戸惑いを描きながらも、ファンタジーやSF、ギャグなど多様なジャンルを手がけています。カラー表現にはCGを活用し、視覚的な洗練も追求しています。
思春期の心情描写を求めるなら『
ないしょのつぼみ』から、性別の違和感というテーマに興味があれば『
上杉くんは女の子をやめたい』や『
少女少年』がおすすめです。作家の長きにわたるキャリアを知りたい場合は、アニメ化もされた『
水色時代』は入門に最適。代表作のほとんどが単行本化されており、電子書籍でも購入可能です。『
ないしょのつぼみ』『
上杉くんは女の子をやめたい』『
少女少年』は現在も連載中または続刊予定があるため、最新情報は小学館公式サイトで確認することをお勧めします。