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吉村明美の作品一覧

よしむらあけみ

札幌を舞台に、ハッピーエンドの物語を紡ぎ続けた漫画家

どんな作家?

吉村明美は1980年、『プチコミック』10月号に「まちぼうけ花」を掲載されて漫画家デビューしました。長崎県出身で、現在は札幌市在住。デビューまでの経緯はユニークで、東京でOL生活を送っていた彼女は通勤ラッシュの苦痛から会社を辞意表示。その後、書店で目にした『プチコミック』の表紙に魅了され、「通勤がない」という理由で漫画家を志しました。初投稿から1年半でデビューが決まり、出版社から指導を受けながら研鑽を積みました。1983年の「ようこそ青」の読者反響を機に、主人公の男性キャラは殺さない、連載最後は必ずハッピーエンドにするという二大約束を自分に課しました。自身を「筋金入りの怠け者」と評し、編集部と意見が合わないときは連載をお断りするという、こだわりの強い作家です。2020年、漫画家生活40周年を節目に、持病による体力低下を理由に引退しました。

代表作と作風

代表作『薔薇のために』は、1994年に小学館漫画賞を受賞。北海道・札幌を舞台に、孤独な少女が実の母である女優と再会し、異父姉兄弟との新しい家族関係を築く物語です。ヒロインは太めでそばかす顔という容姿にコンプレックスを持つ設定になっており、外見で判断しない人間関係の大切さが描かれています。台湾でドラマ化されるなど、海外でも評価を得ました。『あなたがいれば』では、自身が漫画家を目指した経緯が作中で語られています。生活拠点である札幌を舞台にした作品が多く、北海道という地域性が吉村作品の魅力となっています。長期連載『夢の真昼』では、健康上の理由で約2年の休業を経験しながらも、2011年に復帰し2016年に完結させました。共通テーマとして、家族愛や絆、人との繋がりの温かさが一貫して描かれ、必ずハッピーエンドで結ぶという作風は読者に安心感をもたらします。

この作家を読むなら

吉村明美の作品は小学館のコミックス全16巻のほか、文庫版も刊行されており、現在でも主要作品は入手可能です。入門作品としては、最高傑作『薔薇のために』をおすすめします。全16巻で完結しており、ヒロインの成長と家族との絆を丁寧に描いた、吉村作品の本質が詰まっています。文庫版での読書も選択肢になります。『あなたがいれば』は比較的短編で、作家の創作姿勢に触れられる傑作です。『海よりも深く』『麒麟館グラフィティー』も札幌を舞台にした代表作として知られています。ただし、2020年の引退により新作は期待できませんので、既刊作品での鑑賞になります。連載中の『夢の真昼』『草冠の名前』は、健康上の理由で休載期間を挟みながら進行しています。図書館の蔵書や電子書籍サービスでも利用できる作品が多いため、複数の方法で手に取ることができます。

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吉村明美に関するよくある質問

吉村明美の最新作は何ですか?
最新作は『ふたりぼっち』(2020年11月13日時点)です。
吉村明美の代表作・人気作は何ですか?
レビュー数の多い代表作は『薔薇のために』、『あなたがいれば』、『夢の真昼』などです。
吉村明美の漫画はどこで読めますか?
吉村明美の作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。