氷川へきるは1975年東京生まれの漫画家。高校卒業後、情報系専門学校を中退し、ゲーム雑誌『ゲーメスト』の編集者を経験。その後、アシスタント・同人活動・コミックマーケットスタッフなど多角的な活動を経て、2000年に『
ぱにぽに』でオリジナルデビューを果たしました。デビュー前から同人サークル「スパイシー大作戦」で活動し、一定の認知を得ていました。ペンネームは知人による命名で、声優の椎名へきるをもじったもの。本人は「世界一酷いペンネーム」と自称し、そのネタ性に満ちた経歴を持っています。海外ドラマ・洋画の造詣が深く、作品のパロディやネタに随所に反映されています。
代表作『
ぱにぽに』は2000年から2011年まで『
月刊Gファンタジー』で11年間連載された長編ギャグ漫画です。11歳の天才教師レベッカ宮本と、個性的な生徒たちの学園生活を、1ページ完結形式を基本としながらストーリー性も織り交ぜて描きました。アニメ化されるなど大きなメディア展開も経験しています。その他『
新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん』など複数の派生作品も生み出し、共通の世界観を構築しています。氷川の作風は、洋画やドラマからのネタ・パロディを駆使したメタ的なギャグ、そして個性的なキャラクター描写が特徴。シャフト製作アニメのエンドカード業務も多く手がけており、独特の絵柄と空気感で知られています。
氷川へきるの入門には、やはり代表作『
ぱにぽに』をお勧めします。全17巻で完結済みなので通読しやすく、作家の持ち味であるギャグとメタネタ、個性的なキャラクター描写が最も濃密に詰まっています。1ページ完結形式のため、どこからでも読み始められる敷居の低さも魅力です。現在も複数作品が連載中で、『
CANDY POP NIGHTMARE』や『
花織さんは転生しても喧嘩がしたい』など新作も随時刊行されています。各作品は同一世界観を共有しているため、『
ぱにぽに』を読んでから他作品に進むことで、より深い作品理解が可能です。