東京都練馬区出身の漫画家・イラストレーター。1980年代、双葉社の『週刊漫画アクション』に「輪」でデビュー。その後、バイク専門誌『ミスターバイクBG』で「キリン」の連載を開始し、この作品が人生の大きな転機となります。当初は1990年に一度完結予定でしたが、その人気の高さから『
ヤングキング』に移籍して継続。2010年の終了後も新たなシリーズとして復活させるなど、30年以上にわたって同じテーマを追求し続けた希有な漫画家です。初期作品には大友克洋の影響が色濃く、その後も独自の路線を貫いてきました。
最大の代表作は『
キリン』。バイク乗りの青春と人生を描き、1987年から2016年まで様々な形で連載された長編です。2012年には映画化され、バイク漫画というジャンルの枠を超えた高い評価を獲得しました。他の映画化作品には2008年公開の『
SS』があります。『
CB感。 REBORN』や『
雨は これから』といった作品も現在連載中。作風の特徴は、オートバイを中心とした乗り物への深い造詣と、そこに関わる人間関係の機微を丁寧に描くこと。速度感とロマンティシズムが共存し、単なる機械の描写に留まらず、登場人物たちの内面と自由への渇望を表現しています。
『
キリン』から入るのが最適です。30年の連載を通じて、作家の真骨頂が詰まっており、バイク漫画の最高峰を体験できます。長期連載ですが、各章で完結する話も多く、読みやすく構成されています。現在も複数作品が連載中のため、新しい作品との出会いも期待できます。バイク好きはもちろん、人間ドラマや青春物として読んでも十分な魅力があります。単行本は少年画報社を中心に刊行されており、2000年代以降の作品は比較的入手しやすい状況です。