とりみきの作品一覧
とりみき
ギャグ漫画の表現そのものを追求する理数系アプローチの職人
どんな作家?
熊本県人吉市出身。1979年に「週刊少年チャンピオン新人まんが賞」で佳作を受賞してデビューしたとり・みき。明治大学文学部英文学科中退という経歴を持ち、同大では落語研究会やサークル活動に参加していました。デビュー以来、ギャグ漫画を中心に活動を続けています。吾妻ひでおや手塚治虫といった大家たちの影響を受けながらも、漫画という表現形式そのものをギャグとして徹底的に追求する独自の路線を開拓。その作風は「理数系ギャグ」と呼ばれ、業界内でも唯一無二の存在として知られています。また日本SF作家クラブの会員としても活動し、SF大賞の選考委員も務めるなど、SF領域との接点も深い作家です。
代表作と作風
代表作には『クルクルくりん』や『遠くへいきたい』(テレビブロス)があり、現在の最新作は『プリニウス』(ヤマザキマリとの合作)。2014年より『新潮45』で連載が始まり、同誌休刊後は『新潮』で2023年まで連載されていた歴史漫画です。とり・みきの作風の特徴は、漫画表現の形式そのものをギャグとして活用する点にあります。背景の細密な書き込みは大友克洋からの影響であり、ペン入れの工夫によって独特の描線を生み出しています。後期はサインペン型マーカーを使用し、にじみを活かした柔らかさと硬質さが共存した線質を実現。吾妻ひでおへの傾倒から始まった作風は、やがて漫画そのものの構造や記号性をメタ的に扱う方向へ進化していきました。
この作家を読むなら
とり・みきの作品は、ギャグ漫画の表現可能性に興味がある読者に特におすすめです。最新作『プリニウス』は歴史小説の古典を漫画化した作品で、他作品とは異なるアプローチが試みられており、合作者ヤマザキマリとの相互作用も興味深いポイント。初めての読者であれば、代表作『クルクルくりん』からの出発が無難ですが、『プリニウス』も独立した作品として鑑賞可能です。短編集『犬家の一族』に収録の「あしたのために」は作家自身の半生を描いたギャグタッチの自伝で、とり・みきがどのような背景から漫画家になったかを知るのに役立ちます。ただし初期作『バラの進さま』について本人は言及を避けるため、その作品は発掘が困難です。
とりみきに関するよくある質問
- とりみきの最新作は何ですか?
- 最新作は『プリニウス』(2023年7月7日時点)です。
- とりみきの代表作・人気作は何ですか?
- レビュー数の多い代表作は『プリニウス』などです。
- とりみきの漫画はどこで読めますか?
- とりみきの作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。