ツジトモは1977年生まれ、北海道出身で東京育ちの漫画家・イラストレーター。本名は辻田智人です。長年にわたり『
モーニング』(
講談社)で執筆活動を続けており、とくにスポーツ漫画の分野で知られています。綱本将也との原案・取材協力による作品を手がけることで、単なる娯楽としてだけでなく、実在のサッカー知識や戦術的な深さを備えた作品づくりを実現しています。現在も連載作品を抱えながら、日本の漫画界におけるスポーツ漫画の重要な担い手として活動を続けています。
最大の代表作『
GIANT KILLING』は、2007年から『
モーニング』で連載中のサッカー漫画です。弱小プロサッカークラブ・ETUの監督を主人公に、格上の強豪クラブに対する番狂わせ的な勝利を描いています。「ジャイアント・キリング」とは実力差がある相手に勝つことを意味しており、タイトルそのものが作品の核となっています。実在するサッカークラブ名をモチーフにしながら、戦術的な緊迫感と人間関係の葛藤をリアルに表現することで、スポーツ漫画ながら深い人間ドラマを作り出しています。ツジトモの画風は、ダイナミックな試合描写と繊細な表情描写のバランスが特徴で、登場人物の心理状態をビジュアルで伝える力に優れています。
『
GIANT KILLING』は2010年にテレビアニメ化されており、原作漫画と映像作品の両方で楽しめます。サッカー初心者でも物語に引き込まれるよう工夫されているため、スポーツ漫画が未経験の読者にも入りやすい作品です。現在も連載中で、単行本も継続して刊行されており、完全版や超合本版など複数の形式でアクセス可能です。スポーツ漫画でありながら戦術や人物心理を重視する作風を味わいたい場合、まずは『
GIANT KILLING』の初期巻から読み始めることをお勧めします。