1963年生まれ、東京都江戸川区出身。明治大学文学部日本文学専攻を中退し漫画家の道へ進んだ高田裕三は、1987年の『
3×3EYES』第一部連載開始で業界に登場しました。同作は講談社『ヤングマガジン増刊海賊版』を経て『週刊ヤングマガジン』で15年近く連載される長編となり、1993年度第17回講談社漫画賞少年部門を受賞。この受賞作により、高田は冒険ファンタジー漫画の重要な作家として位置づけられました。その後も多様なジャンルで作品を発表し続け、デビューから30年以上経った現在でも新作を手がけるロングランの漫画家です。
最大の代表作『
3×3EYES』は、特殊な能力を持つ少女とそれを巡る冒険を描くファンタジー漫画で、OVA・ゲーム・ドラマCDなど複数のメディア展開を実現。単行本3333万部を超える大ヒット作となりました。その後『万能文化猫娘』『碧奇魂ブルーシード』といった作品でも、独特の世界観と物語の広がりを示しています。青年漫画誌『
イブニング』に掲載された『
CAPTAINアリス』では、航空業界を舞台に予知能力やサスペンス要素を組み合わせ、成人読者向けの作風へシフト。高田作品に共通するのは、既存の枠を超えた設定と、キャラクターの魅力を軸とした物語展開です。また『
3×3EYES』の外伝・続編を2010年から2023年にかけて発表するなど、創作した世界観を長期にわたって深掘りする傾向が強いです。
高田裕三の入門は、やはり『
3×3EYES』から始めるのが最適です。全40巻の完結作で、冒険ファンタジーの傑作として多くの読者に支持されています。その後、同作の外伝『
3×3EYES 幻獣の森の遭難者』や続編『
3×3EYES 鬼籍の闇の契約者』(いずれも連載中)で世界観を拡張できます。異なる作風を試したければ『
CAPTAINアリス』(全10巻・完結)がお勧め。講談社の青年漫画誌で連載されていたため、入手性も良好です。高田は現在も連載活動を続けており、比較的新しい作品にもアクセスしやすい状況です。長編志向の読者なら、複数作品に跨る世界観を追う楽しみを存分に味わえます。