鈴木信也は神奈川県平塚市出身の漫画家。1975年生まれ。幼少期に、こせきこうじの野球漫画に影響を受けながら育ちました。漫画家としてのキャリアは、『
るろうに剣心』で知られる和月伸宏のアシスタント経験から始まります。その後、『
週刊少年ジャンプ』での活躍を通じて、同出版社の著名作家たちとの交流も深めていきました。趣味はゲーム。ブログやおまけページでもゲームについて語ることが多く、ゲーマー気質な一面を持っています。2016年に緑内障を発症したことで、長期連載の見通しが変わり、現在は育児漫画を中心とした活動をしています。
最大の代表作は『
Mr.FULLSWING』(通称ミスフル)です。2001年から2006年まで『
週刊少年ジャンプ』で連載された全15巻の作品で、作者自身も「自分が描きたかったものに出会えた」と語っています。野球を題材としながら、序盤から中盤ではギャグが主体で、「ギャグのついでに野球をしている」と評されるほど。終盤に進むにつれて野球の比重が増し、スポ根的な側面も強まっていく進化が特徴です。登場人物の技は現実の物理法則を無視した奇想天外なものが多く、シリアスとコミカルの緩急を効かせた独特の作風を示しています。その他の作品には『
バリハケン』『
鬼畜の菊池くん』などがあり、育児をテーマにした『
娘へ』は作者の人生の転機を反映した作品です。
鈴木信也の作品を知るなら、『
Mr.FULLSWING』から始めるのが最適です。全15巻で完結しており、入手しやすく、作者の代表作にふさわしい完成度があります。ギャグ好きなら序盤から中盤のテンポの良さに、野球漫画好きなら終盤のスポ根展開に引き込まれるはずです。現在、新しい作品『
バリハケン』『
娘へ 〜将来死にたくなったらコイツを読め〜』が連載・配信中で、作者が育児と創作の両立をどのように表現しているか、その新しい一面も追える時期にあります。かつての連載作品はすべて単行本化されており、入手に問題ありません。