織田綺は宮城県出身の漫画家で、1995年に『少女コミック』増刊号に掲載された「chu」でデビューしました。その後、『
Sho-Comi』で長く活躍し、「箱庭エンジェル」などの作品を手がけます。2008年、『
Sho-Comi』での活動を終え、同じ小学館の『
プチコミック』へ移籍することを発表。移籍時には「箱庭の中から旅立つ」というコメントを寄せるなど、新しいステージへの前向きな姿勢を示しました。2009年以降は『
プチコミック』を主な活動拠点とし、編集部の変更を機に、創作の場を広げてきた経歴を持っています。
織田綺の代表作は「小悪魔カフェ」や「LOVEY DOVEY」「箱庭エンジェル」など、若い女性向けの恋愛コメディが中心です。「小悪魔カフェ」はカフェを舞台にした人間ドラマと恋愛要素を絡める設定で、「LOVEY DOVEY」や「パラダイスター」といった作品も、学園生活や日常の中で展開する甘酸っぱい恋愛ストーリーが特徴的。「美(ビューティ)!!」のように、キャラクター中心の物語性が強い作品も手がけており、どれも女性読者の心をつかむラブコメディ・青春漫画として構成されています。優しいタッチの絵柄と、登場人物たちの心情描写に定評があります。
織田綺の作品は、すべて完結済みで安心して読める点が魅力です。入門作品としては、レビュー数が最も多い「小悪魔カフェ」から始めるのがおすすめ。短編集的な要素も含まれており、作風を手軽に確認できます。次に「LOVEY DOVEY」や「箱庭エンジェル」といった本格的なシリーズに進むと良いでしょう。『
Sho-Comi』時代の作品は単行本化されており、『
プチコミック』移籍後の作品群ともあわせて、ほぼすべてが入手可能です。恋愛コメディの充実感を求める読者、学園ものや日常系の甘い物語を好む層に適しています。