尾崎かおりは1976年生まれ、1993年に『月刊ウィングス』でデビューした漫画家です。新書館の出版物を中心に活動してきました。デビュー当初から長編作品に取り組み、特に『
メテオ・メトセラ』は1998年の『サウス』での連載開始から、同誌の廃刊後は『月刊ウィングス』へ、さらにウェブマガジンへと舞台を移しながら連載を続けた大型プロジェクトです。このように複数のメディアをまたいで作品を完結させる執筆活動を行う、根気強い創作姿勢が特徴といえます。血液型はB型。
代表作『
メテオ・メトセラ』は、不老不死の賞金首レインと、彼を狙う殺し屋の祖父の遺志を継いだ少女マチカの出会いから始まる長編冒険ファンタジーです。孤立無援のレインとマチカが共に旅をする第一部、レインの消息を追うマチカを中心とした第二部へと展開します。物質的な欲望や利己的な目的ではなく、相手の宿命に向き合うことで生まれる人間関係が物語の核になっています。その他の作品『
神様がうそをつく。』『
ピアノの上の天使』『
東方死神 メテオ・メトセラ外伝』など、短編から長編まで手がけており、人間の内面と宿命、あるいは超自然的な存在との関係性を探る傾向が見られます。
尾崎かおりの作品に初めて触れるなら、圧倒的なレビュー数を誇る『
メテオ・メトセラ』から入るのが最適です。全11巻で完結しており、長期連載を通じて構築された世界観と人物造形を堪能できます。より短くコンパクトな作風を試したい場合は、『
ピアノの上の天使』『
尾崎かおり短篇集 ナイフ』といった短編作品も選択肢になります。現在『
神様がうそをつく。』『
東方死神 メテオ・メトセラ外伝』が連載中であり、新しい作品も継続して読むことができます。新書館の出版作品が中心のため、図書館や電子書籍での入手も検討しましょう。