1954年生まれ、京都府出身の漫画家。高校時代から沼田清のアシスタントを務め、1971年に『
週刊少年サンデー』の新人漫画賞入選作「青春の土」でデビューしました。以来50年以上にわたり、少年漫画・青年漫画を中心に執筆を続けています。1970年代から1980年代には『
おやこ刑事』『
バツ&テリー』といった作品を発表し、特に『
バツ&テリー』は1984年の講談社漫画賞少年部門を受賞しました。現在も東京都練馬区を拠点に活動中。妻の川島れいこ、娘の大島永遠と三島弥生も漫画家として活躍する、漫画一家としても知られています。
大島やすいちの現在の代表作は、『
剣客商売』の漫画化です。2008年から『
コミック乱』誌で連載を続けており、既に54巻に達する大型連載となっています。池波正太郎による時代小説の名作を漫画化したこの作品は、無外流の老剣客・秋山小兵衛を主人公とする時代活劇で、2024年1月時点で315万部を超える累計発行部数を記録しています。初期の代表作『
おやこ刑事』『
バツ&テリー』も講談社漫画賞受賞など高く評価されました。大島やすいちの作風は、時代小説や人情譚を漫画化する際に、原作の世界観を丁寧に描き出す職人的なアプローチが特徴。骨太なストーリーテリングと、キャラクターの心情を丹念に表現する画風で、少年漫画から青年漫画へと活動の幅を広げてきました。
大島やすいちの作品は、長期連載が中心となっています。最大のおすすめは、現在も連載中の『
剣客商売』です。既刊54巻と膨大ですが、「時代小説×漫画」というジャンルに興味がある方や、池波正太郎の原作を漫画で追体験したい方に最適です。時代活劇の面白さを存分に堪能できます。初期作品の『
おやこ刑事』『
バツ&テリー』は完結済みで、作家の出発点を知るのに適しています。『
武田二十四将』も現在連載中で、戦国時代を舞台にした歴史漫画として読むことができます。大島やすいちの作品は、比較的長く愛読される傾向があるため、最新刊まで揃えやすい環境にあります。時代物や人情ものが好きな読者にとって、末永く付き合える作家です。