虚淵玄は1972年東京生まれのゲームシナリオライター・脚本家・小説家です。和光大学卒業後、ゲーム制作会社ニトロプラスの創立期から携わり、『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』などのビジュアルノベルのシナリオを手がけることでキャリアをスタートさせました。その後、ニトロプラスの経営幹部として製作統括の役割も担うようになります。2006年から2007年にかけてはTYPE-MOONとの共同プロジェクト『Fate/Zero』を執筆。2008年以降はアニメ作品のシナリオにも活動の幅を広げ、2011年の『魔法少女まどか☆マギカ』で広く知名度を獲得しました。現在も創作の最前線で活躍を続けています。
代表作と作風
虚淵玄の代表作には『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』『Fate/Zero』『魔法少女まどか☆マギカ』『ブラック・ラグーン』ノベライズなどが挙げられます。漫画化作品としては『監視官 常守朱』『ヒバナ』『アイゼンフリューゲル』があります。彼の作風の大きな特徴は、映画への深い造詣をストーリーに組み込むことです。黒沢清、セルジオ・レオーネ、ジョン・カーペンターといった巨匠からの影響が随所に表れ、『レオン』『タクシードライバー』『夕陽のガンマン』といった名作のオマージュが意識的に挿入されています。元々小説家志望でありながら「文学」には興味を持たず、エンターテイメント性を重視する姿勢が一貫しており、ロボットアニメなども愛好する多角的な映像感覚が作品に反映されています。