泉昌之の作品一覧
いずみまさゆき
細部へのこだわりが生む、食の美学を描く漫画家コンビ
どんな作家?
泉昌之は、泉晴紀(作画)と久住昌之(原作)の2人からなる漫画家コンビです。美学校で出会った2人は、久住が泉の当時の漫画界の流行とは異なる暗い劇画タッチに魅力を感じ、「細かいことにこだわる話を書いたら面白い」と合作を提案。1981年に『ガロ』誌上で「夜行」でデビューしました。当時の編集長が合作を好まなかったため、ペンネーム「泉昌之」で活動することになります。1990年代を経て、1996年頃から再びこの名義で作品を発表。日常の細部を綿密かつ過剰に描く作風が特徴で、特に食べ物に対する異常なこだわりを描かせたら右に出るもののない存在として評価されています。
代表作と作風
最新の代表作『食の軍師』は、2010年に読み切りから始まり、その後連載化された作品です。主人公・本郷は食事に異常なこだわりを持つ独身中年男性で、内なる「軍師」の助言を受けながら飲食店を食べ歩き、完璧なる食の組み立てを追求していきます。諸葛孔明をモデルにした軍師設定や三国志のパロディーが随所に散りばめられており、食への真摯で過剰なこだわりと娯楽性が融合した作品となっています。他の代表作『かっこいいスキヤキ』も、スキヤキをいかに美しく食べるかという日常の細部へのこだわりを主題としています。泉昌之の作風は、一見ささいな食事の行為や選択を、綿密で時には滑稽なまでに描くことで、読者に新たな視点をもたらします。
この作家を読むなら
泉昌之の入門には『食の軍師』がおすすめです。連載が2020年に完結した全100話の作品で、既刊本は8巻まで刊行されており、完結済みの作品として読み進められます。初期の『かっこいいスキヤキ』『ダンドリくん』なども泉昌之の作風を知る上で重要な作品ですが、『食の軍師』は最も最近の大型連載作品として、作家の成熟した世界観を存分に味わえます。初期作品にはウルトラマンのパロディ作品が多数ありましたが、権利関係の理由から現在の単行本では内容が差し替えられていることがあります。著作としてはやや入手しづらい時期もありますが、主要作品は単行本化され流通しています。
泉昌之に関するよくある質問
- 泉昌之の最新作は何ですか?
- 最新作は『新装版 かっこいいスキヤキ』(2020年9月23日時点)です。
- 泉昌之の代表作・人気作は何ですか?
- レビュー数の多い代表作は『食の軍師』、『新装版 かっこいいスキヤキ』、『ダンドリくん』などです。
- 泉昌之の漫画はどこで読めますか?
- 泉昌之の作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。