屡那は福岡県出身のイラストレーターで、2004年に商業誌デビューを果たしました。現在は神奈川県を拠点に活動しています。ペンネームは友人による命名で、セーラームーンの登場キャラ「ルナ」に漢字を当てて男らしくしたものです。ライトノベル業界での主な経歴としては、2005年から三浦勇雄の『上等。』シリーズ(MF文庫J)の挿絵を担当し、その後『
聖剣の刀鍛冶』の挿絵も担当するなど、同作者とのタッグが印象的です。現在の代表作は『
異世界建国記』で、もともと「小説家になろう」に掲載されていたオンライン小説を2017年からファミ通文庫で書籍化した際に、その全てのイラストを手がけています。
屡那の代表作『
異世界建国記』は、転生ものの中でも特に建国・国家運営をテーマにしたユニークな作品です。主人公が亡くなって異世界の森に転生し、そこで新たな世界を築いていく物語で、BOOK☆WALKER主催の「次のヒット作はこれだ! 新作ラノベ総選挙2018」で5位を獲得するなど人気を集めました。『
聖剣の刀鍛冶』は冒険ファンタジーの挿絵を担当しており、連載中の複数作品を同時進行させています。屡那のイラストの特徴は、ライトノベルのビジュアル面を支える安定した描写力で、ファンタジー世界観の登場人物たちを魅力的に表現することが得意です。中世的な世界観から異能力ものまで、多様なジャンルの作品で活躍し、テキストと絵のバランスを保ちながら物語の世界を視覚的に広げています。
屡那のイラストを全巻で楽しむなら、現在も連載中の『
異世界建国記』がおすすめです。すでに11巻が刊行されており、ファミ通文庫から継続して出版されているため入手しやすい状態です。また『
聖剣の刀鍛冶』も10巻まで刊行されており、こちらも連載中です。オンライン小説版と書籍版で屡那のイラストが見られるのは書籍版のみとなるため、イラストレーターとしての仕事を追いかけるなら書籍版の確認が必須です。複数作品の挿絵を同時担当しているため、屡那のスタイルを広く理解するには、異なるジャンルの作品を読み比べるのも良いでしょう。