武藤此史の作品一覧
むとうくりひと
文学と古典への深い教養を持つ、異色の評論家にして書誌学者
どんな作家?
武藤康史は1958年東京生まれの評論家・書誌学者で、現在は武蔵野音楽大学で日本語・日本文学の教授を務めています。慶應義塾大学で国文学を専攻し、修士課程修了後、大学の研究機関を経て現職に至っています。大学時代から映画・文学批評の同人誌「キップル」を発行するなど、批評活動に力を入れてきました。村上春樹によるジョン・アーヴィング『熊を放つ』の翻訳では、チームの一員として協力した経歴もあります。中世和歌を専攻としながら、ポップな観点から古典文学を語る著作で知られ、独特の書誌学的才能によって多くの文学者の年譜・書誌編纂に携わってきました。高校2年生のころから旧字旧かなで文章を書く習慣があり、文学への向き合い方において一貫した姿勢を保ち続けています。
代表作と作風
武藤康史の著作を代表する『文学鶴亀』は2008年に刊行された文藝エッセイ集で、都立高校を舞台にした小説や自伝的文章の紹介を通じて、日本の文学を多角的に考察する作品です。『新明解国語辞典』の独創的な語釈への着眼など、一見すると周辺的な文学的事象を取り上げながら、その背後にある深い教養と洞察を示す特徴があります。また赤瀬川原平の著作を前から注視するなど、文学批評の最前線で存在する問題へのアンテナが高いことが特徴です。『三田文学』への連載など、継続的な文学研究活動を通じて、古典から現代まで幅広い視野を保ちながら、独自の書誌学的アプローチを展開しています。
この作家を読むなら
武藤康史の著作は、文学や古典教養に関心のある読者に向けられています。『文学鶴亀』は古い著者の著作や辞書といった一般的には周辺的と思われるテーマを取り扱いながら、文学への向き合い方の豊かさを示す入門的な一冊として読むことができます。『吉田健一集成』などの編纂・年譜作成では、その書誌学的な正確性と深さが発揮されており、特定の作家研究を進める際の参考資料としても価値があります。武藤の著作群は、古典文学の専門書というより、文学的教養をポップに、かつ真摯に語るスタイルが特徴であるため、文学初心者から研究者まで幅広い層に開かれています。
武藤此史に関するよくある質問
- 武藤此史の最新作は何ですか?
- 最新作は『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ と、ポチの大冒険』(2026年2月12日時点)です。
- 武藤此史の代表作・人気作は何ですか?
- レビュー数の多い代表作は『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ と、ポチの大冒険』、『スカイ・ワールド』などです。
- 武藤此史の漫画はどこで読めますか?
- 武藤此史の作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。